災害は時間とともに姿を変えてゆく−避難生活−
東日本大震災では被災地はもちろんのこと、遠く離れた千葉湾岸エリアでも平常時の生活に戻るまで、長い期間を要しました。ガス・電気・水道・下水のライフラインが寸断されると避難生活も長引くことが予想されます。避難所での生活を余儀なくされることも想定してきましょう。
ライフライン施設被害想定(東京湾北部地震M7.3 -東京都-)
停 電:約 160万軒
ガス停止:約 120万軒
断水人口:約 1,100万人
通信不通:約 110万回線(固定電話)
避難所生活
避難所でのルールや要援護者への配慮など心掛けが大切です。
- 避難所では被災者の方々で自主運営をすることになります。まずはルールに従いましょう
- トイレは数に限りがあり、また仮設トイレや非常用トイレを使用することも考慮しておきましょう
- 水分は我慢せず、可能なら汁気の多い缶詰などで水分補給をしましょう
- 食事は出来るだけ普段の食事量を保つようにしましょう。多すぎる時は無理して食べないことです
- 同じ姿勢で長時間いると清脈血栓症で足が腫れたりします。体操や散歩などで身体を動かしましょう
- 感染症予防が大切です。手洗いやうがいを家族みんなで徹底しましょう
- 下痢や嘔吐、腹痛、発熱などの症状が出たら可能ならマスクをする。症状をスタッフに伝えましょう
- 救援物資の配給などは高齢者や子供など要援護者へ配慮して協力しましょう
- ペットと同行避難できた場合もペットが苦手な人やアレルギーの人もいます
- 避難所では原則火気厳禁・禁煙です。ルールを守りましょう
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